身体と心の変化
ファスティングの主目的は内臓を休ませることです。食事制限をして体重が落ちるのではなく、固形の食事を摂らないことで体に起こる変化の一つが体重の減少です。とはいえ、ダイエットがファスティングのきっかけになることはとても多いです。
無理な絶食ではストレスも多く、身体の防衛機能から「停滞期」の状態を乗り越えられず、挫折してしまう場合があります。そうすると、またいつ栄養が来なくなるかわからないと身体は栄養を脂肪として貯めこみ、リバウンド、そして痩せにくい身体になってしまう悪循環に陥ります。
理想は内臓を休め、普段は消化に使われている酵素を脂肪の代謝に回し、身体に栄養不足を感じさせないことです。
身体は消化・吸収をしなくなると体内の有害物質を排泄するとされています。
有害物質と結合しやすい脂肪細胞が燃焼することで、身体の外へ排出されると考えられているのです。
また、ファスティングでは通常の食事よりも内臓に負担が少ないので、酵素を代謝や自然治癒力に回すことができるようになります。便秘の解消の声もあります。
半面、食物摂取が控えられるため、体内からエネルギーを集めるために自律神経が活発になり、開始2~3日は不安定な心理状態や不快を感じることもあります。